FP教育の必要性②
時代の変化:「何故、高齢者はお金持ちなのか?」、
65歳以上の日本の高齢者(1950年生まれ以前)は
、
1世帯当たり平均金融資産2,500万円程度を持っており、
人口の25%程度を占める高齢者が、
金融資産の60%以上を保有しているそうです。
しかも、持ち家比率も90%です。
日本の高齢者は、高齢者以外の他の年代比べると明らかにお金持ちです。
何故、高齢者はお金持ちなのでしょう?
高齢者と現代の若者とでは普通預金と定期預金の金利の違いが挙げられます。
1990年普通預金の金利は2%、定期預金の金利は、6%でした。
現在、2015年の普通預金の金利は0.02%、定期預金の金利は、0.025%です。
実に100倍以上です。しかも、預金はほぼリスクがありません。
また、高齢者は、住宅地の価格が2012年を係数100とした場合に、
1980年は係数61と割安な時代に土地を購入しています。
このため、エスカレーター式に資産を増やすことが可能でした。
FP教育の必要性のひとつに、こうした金融環境の変化が挙げられます。