FP教育の必要性①
「時代の変化:「何故、利益はあがっても景気は悪い?」
私は、ファイナンシャル・プランナーとは、人生における夢や目標を
達成するため、主に金融に関する知識や情報を正しく理解し
、
自らが主体的に判断することのできるように支援する仕事であると
思っています。
現代は、人口の減少する情報化時代に大きく変わりした。
そのため、時代の変化の応じたお金の教育も必要なりました。
人口の減少は、日本国内だけで言えば景気の後退を意味します。
企業は、人口の増加する時代には、売れ始めれば多少在庫が増えても
商品の生産をすることが出来ました。
つまり、ある程度の量、その商品を買ってくれる可能性が高いためです。
結果として、銀行で借入して、工場を新設し人も雇うことも可能でした。
しかし、人口の減少する時代は、売れ始めても在庫を増やそうとしません。
何故ならその商品をどのくらいの量その商品を買ってくれるのか、予想が
つきにくいためです。
結果、銀行借り入れを減らし、人もできるだけ雇わないか
パートアルバイトの短期雇用にしようとします。
このことからも、日本全体の景気をよくするには国内だけの市場を対象に
していたのでは、景気はよくならないのだということがわかります。
G企業とL企業に分けるのもこのあたりからの発想ではないかと思います。
だだ、L企業でも、価格が高くなっても買わざる得ない生活関連商品を
扱う企業は手堅いと予想しています。
3年目のアベノミックスは、今、むずかしい局面だと思います。
異次元金融緩和による円安は、大手企業の輸出を促進し最高の利益をあげ
ましたが、逆に、今後、中小企業は原材料の高騰で倒産するところも出て
くるのではないかと予想します。
次回は、「時代の変化:②何故、高齢者はお金持ちなのか?」、
1990年ころの金利を含めお話します。